ネズミのおじさんの助言に従い、まずは役所に相談して箱罠というものを貸してもらった。私の住む自治体は、電話をすれば指定の業者が庭に箱罠を仕掛けに来てくれて、捕獲されたらその業者が回収してくれる。ただし、庭に罠を仕掛ける以外はいっさいやってくれない。役所が業者を紹介することもないし、罠を庭以外床下や天井裏に仕掛けることも認められず、実際仕掛けに来てくれた業者さんもそこのところは見事に一線を引いていて、なんか久々にすがすがしかった(笑)
友人に確認したところ、近隣の自治体で対応に違いがあったのも興味深い。具体的な業者の電話番号だけ紹介する自治体、同じく箱罠を貸し出すが役所まで取りに来いという自治体、職員自らが捕獲に紛争してくれるらしい自治体、選べるわけではないので従うしかあるまい。
とりあえず役所に電話してみたら、するすると担当部署に電話が繋がり、するすると箱罠心得を聞かされた。流れるようなや対応はすっかり慣れていることの裏返し。思っているより世間には多い出来事なのが伝わってくる。担当部署のテキパキ対応に引き換え、経験のないこちらの返事は「はぁ…、はぁ?、はい…、はい?」となんとも歯切れの悪いことこの上ない。
「エサやりはご自身でおこなっていただきますが、大丈夫でしょうか?」
「はぁ…具体的にはどの様なものでしょうか?」
「リンゴやバナナなどが基本ですが、甘いお菓子もいいようでキャラメルコーンがお勧めです!」
「はぁ?キャラメルコーン?あの赤い?」
「はい!そのキャラメルコーンです!」
「フレーバーはノーマルでいいんですね?」
さっそく設置に来てくれた業者のお兄さん。ひとしきり家の周りを観察し足跡を見つけたと言い「アライグマだとおもいます、ここに設置しましょう」最近聞いたことのないプロフェッショナルできっぱりと自信に満ちた対応!この一言で「貴方についていきます!」という気分にさせてくれる見事だ。
「役所の人がエサはキャラメルコーンがお勧めだと言ってたんだけど、そうなの?」
「僕のおすすめは落花生ですね」
「え?落花生?それは殻付き?殻なし?」
「殻つきです!」
そして私はがんばった、まずは箱罠を倒されたのでUピンのようなもので地面に固定、そしたら次は網状の箱罠のため横から地面をほじられて餌だけ持っていかれたので、脇にプラスチックの板を差し込み脇から掘られないようにした。そして10日ほどで見事捕獲されたそれは、ほんとにアライグマであった!しっぽがシマシマ!ラスカル!

