そうよ、私だってそう思っていたから業者は探したわよ。でもね「害獣駆除」と入れるとまぁ胡散臭いサイトが並ぶのよ。こればっかりは長年の感というかなんというか、とりあえず話聞いてみようかなと思えるサイトもないんだよな…。
そんな感じで近所の役所の出店的な窓口で聞いてみたけど、役に立ってくれないなぁ。そんな中でフランチャイズ展開している便利屋のパンフがあり、そこは評判が悪くないと言う。作業項目の中に一応害獣駆除も載っていたし、糸口になるかもしれないと、話を振ってみた。
当然ながらフランチャイズであるからには、ロイヤリティも発生しているのだから割高になろうことは承知の上であるが、少なくともトラブル発生時に訴える先があるというのがロイヤリティの意味だと解釈している。
でさ、その便利屋に「こういうわけだから、まずは家の中には本当にいないのか確認してほしい。そして必要程度に合わせて消毒作業、当然穴を見つけてふさいでほしい」という依頼をした。
便利屋が懇意にしているであろう駆除業者も連れてやってきた。多くは語るまい。それから2か月、何一つできやしない!
便利屋も駆除業者も、人がいいのは認める。悪人ではない。だましてぼったくろうなんて気はないのはわかる。でもさ、何もできないならそりゃぼったくりと同じじゃないのか?
折しも季節は春、いつもだったら墓参りを兼ねて関西の桜(今年は神戸の水道局を予定していた)を愛でる旅に出かけ、暑くなる前に不穏な台湾にも決着をつけておかなければならぬな、という大事な季節に、アライグマというよりは業者の無知からくる段取りの悪さで何一つ予定が立てられないのである。
いらいらしながら待つ間、気が付いてしまった。私はこの先こんなやつらとずっと付き合う羽目になるのではないのか?
床がベコベコしてきた、雨樋からポタポタ、ステンレスのバスタブ穴開いてないか?これ雨漏りなんじゃないの…そう築45年の家はもう限界なのである。この先ちょこちょこ治しながら一緒に余生を過ごそうと思っていたのだが、この家を建てた大工はもう亡くなっている。その親族が堅実に引き継いでいるという話も聞かない。ということは、この先どこかを補修する度にこんな思いをするのか?
私が身体も心も機嫌よく過ごせる時間もあと10年位であろうに、そのすべてをこんなような奴らとの折衝で終わってしまうのか?
いやだ!!!
「もう、終わりにしていいです」と便利屋に言った。お客様を何一つ満足させていない人のいい便利屋は、やっつけで「これやってみます」「あれやってみます」と毎回その場しのぎの提案をしてくるのだが、「もう結構です。来週の装置回収で終了してください。それまでに請求書をくれたら、カードでいいならその場で払いますし、振込でもかまいません」と冷たい視線で言い渡した。
2、3日後、30うん万円のところですが、10数万で結構ですのでよろしくお願いしますという請求書がきた。
何一つ成果はないが、このご時世に大の大人を動かしたことには変わりない。「人工代」=「1人工の単価」×「人数」×「日数」とするならそれは10数万を超えていく。なのでそれは払う。拒否するのに費やす私のエネルギーが惜しい。長引かせたくない、さっさと終わりにしたい。
払うけど、その詳細「駆除のため作業、設置、撤去」のところに「しかし成果0」と書き加えない限りサインはしない。と言って書き加えさせたのが、私へのささやかな慰めである。こういうのは成果報酬にすべきじゃないのかと思う。そうすればあのネット上の業者もだいぶ整理されるのではないのかしら?
※自治体と特別な契約を持った業者じゃない限り、害獣(ハクビシン、アライグマ等)の駆除には「鳥獣保護管理法」に基づく自治体の許可(有害鳥獣捕獲許可)が必須となり、それは依頼者個人(今回で言ったら私の名前)で自分の属する自治体に提出し、その許可が下りるまでに下手すりゃ2週間以上かかる、とにかくすぐではない。ということは頭に入れておいた方がいい。
そして各自治体と特別な契約を持った業者は、そんなにいるもんじゃない!というのが今回の学習。

