アレルギー

実は今唇が大変なことになっている。原因は山椒そう山椒の実。先々週の土曜日に山椒鍋を食べ、翌日残った山椒の実と牛肉をしぐれ煮にしていただき、訳あって月曜に再び山椒鍋を食すという荒業をやってのけたから。
火曜は山椒の後遺症でじんじんするなぁって程度だったのだが、水曜になったらすんごく腫れてしまった。すんごく!あぁ、この感じはマンゴーの二の舞だな…。

昔許留山のマンゴーパフェに端を発したマンゴーラブ。フィリピンの海に行ったとき毎朝朝食会場で存分にマンゴーを食べていたら、3日目にしてやばいことになっちまったあの時と同じ感触。マンゴーも山椒ももう食べられないってことではないの、いっぺんに大量に食べられなくなった!ってことなの。
だいたい、マンゴーも山椒も普通は大量に食べられるものではないのだが、昔から好きなものに対しては確認せずにはいられない性分で、オリーブオイルを20種類ばかり並べて味比べ、シャンパーニュを10本ばかり並べて味比べ、バターを5,6種類並べて味比べ…これだと決まったら一直線。マンゴーも高級な奴ではなくて安っいフィリピンマンゴーの熟した奴が一番好き!いつも食べられるわけではないので食べられるチャンスは逃さない、のがまずいのである。
若いころは平気だったのになぁ、ほどほどにせよと身体に教えられるのである。

昨年なんか「柿胃石」という摩訶不思議な体験までさせてもらった。自分の経験や知人からの報告で大概のことはわかっているつもりでいるけれど、あの感じは未知であった。ある日胃が動かなくなった。詰まった。体験したことがない感覚。これが悪性腫瘍ということなのか?という思いまで頭をよぎった。だが、今はそれに惑わされる時間はないのだ。本当に悪性腫瘍ならば、今日明日の問題ではないだろう。
相棒に告白したら検索しまくって「柿食った?」柿?食べたけど、一週間ほど毎日1個か2個柿を食べ続けただけで、無茶食いしたわけじゃないのにー!まったく、いろんなことがあるものだ。何でも知っているつもりでいるが世の中にはそこそこ知られていること(だって検索したら出てきた柿胃石)でも自分が知らないことはたくさんあるんだ。自然と謙虚な気持ちになるのです。

ともかくやってみよう!コーラである。飲み物を口にするときはすべてコーラ、炭酸ではだめコーラのあの成分がよいらしいので、とにかくコーラ。さすがに食欲もないので3日程ほぼコーラで過ごしていたら、なんかスッキリしてきたみたい!いけるかも!なんかお腹もすいてきたみたい!
さぁ次は腸だよ。出さないとだよ!コーラックと最終手段のイチジク浣腸を購入、幸いコーラックで事なきを得、その2日後、台湾へ旅立ったのである。
台湾へ行く用事は小籠包のみである。コロナで2年もご無沙汰だったのである。胃が動かなきゃ行く意味がないのである。間に合わせた。

そして今、唇がやばいのである。2週間後には台湾である。まだ腫れとかさぶたを繰り返し、大荒れの唇は油断するとシャワーの水でも流血のスプラッターな状態ではある。「毎回ネタの提供はいらん!」と相棒に半分怒られているが、大丈夫今回も間に合わせるぜ!

「何事もほどほどに」ではない、「できるときにできることはやっておいてよかったね!」